老朽化したプラント設備の改修において、現況を表す正確な図面（現況図面）がない場合が大半であり、これが全ての改修・保全計画の根幹を揺るがす問題となります。正確な図面がなければ、計画の策定にあたり、まずは現地での計測に頼らざるを得ません。
しかし、複雑な形状の多いプラント設備では、人の手による計測には精度に限界があり、ミリ単位の高精度を確保することが困難です。この現地測量自体にも多大な時間と労力を費やす必要があります。
このように精度を欠いた計測を基に策定された計画は、構造的な整合性や合理性を欠き、結果として計画の精度が著しく低下してしまいます。計画の不確かさは、想定外の追加費用の発生や、本来不要な工事箇所を含んだ費用対効果の低い投資につながるリスクを高めます。計画の精度不足は、その後の工事の手戻りやコスト増の元凶です。
プラントドッグは、最新の3Dレーザースキャナーを導入することで、この問題を根本から解消します。当社のスキャナーは、100m先でも1.1mmの誤差に抑えることができ、人の手では不可能なミリ単位の高精度な点群データを取得します。この正確な点群データを基に、現況の設備や構造物の劣化、変形、腐食箇所などを数値化・可視化し、設計・計画に必要な3Dモデルや2D図面に落とし込みます。これにより、計画段階から現況に忠実なデータを元にした計画が可能となり、計画の合理性が格段に向上します。
計画の曖昧さに終止符を打ち、最適な改修計画を策定するために、まずはプラントドッグにご相談ください。
コメント