
3Dスキャン現況計測
PlantDockは、数十年の間に図面更新がされず正確な現況図面が存在しないという、老朽化が進むプラントが抱える根本的な課題「図面の不在」を解消するため、3Dスキャンによる現況データ化を取り入れています。
このステップでは、3Dレーザースキャナで大規模設備を高精度で計測します。最新の3Dレーザースキャナを導入し、大規模かつ複雑な形状の設備を高精度に計測します。最大200万点/秒の高速スキャンが可能であり、計測忘れやデータ不足がないかその場で確認しながらの作業が可能なため、計測作業の短期化が図られます。
高所、高温など危険箇所も安全かつ短時間で計測が可能で、計測のための運転停止や仮設足場設置などのコストも抑制することが可能です。

3D/2Dデータ化
従来外注に依存し、機動的な対応が難しかった現況測量工程を内製化することで、工程管理や納期などの課題、すなわち「データ待ち」状況を解消し、設計から製造までの生産性の向上に繋げます。
採取した点群データは忠実に3Dモデル化されます。現況をデータ化し、更新計画や設計に活用できる2D/3Dデータを作成いたします。このデジタルデータを元に、既存設備の経年劣化や外部応力による変形、腐食変形箇所といった現状を可視化、数値化し詳細に解析することを可能にしました。これにより、現況の問題を正確に見える化した上で、改修・更新計画の合理性と妥当性を向上させるための基盤データとして活用することが可能です。